2022/12/28 11:30
日頃より池亀をご愛顧いただきありがとうございます。
今年も玄関に門松を飾りましたが、そもそもどういった意味・由来があるものなのか。
今では当たり前になっているものかと思いますが、その由来を調べてみました。

1.門松について
門松は、門(今でいう玄関)に立てる松などで作られた正月飾りのことを言います。歳神様が迷うことなく家にいらっしゃるよう目印になると言われます。松は「祀る」につながる樹木であること、冬でも青々としており生命力の象徴であることなどから、おめでたい樹木として松が使われるようになったそうです。また門松を含むお正月飾りは松の内*1の期間に飾りますが、29日(二重苦)、31日(一夜飾り)に飾るのは縁起が悪い日とされているため避けるのが良いとされています。
*1松の内とは:歳神様が滞在している期間のことを指し、地域によって異なりますが、12月13日~1月7日(または15日)までの期間。12月13日は正月事始めといい、お正月の準備を始める日と言われます。
2.門松の由来
門松の由来は、平安時代の宮廷儀礼の小松引き*2まで遡るといわれております。小さな松の気を引き抜くことは、長寿祈願のための習慣だったそう。また室町時代に入ってから長寿を象徴する竹も一緒に飾られるようになったようです。
*2小松引きとは:正月初めの子の日に、外出して小さな松の木を引き抜いてくる貴族たちの遊びの一種で、この「子の日の松」を長寿祈願のため愛好する習慣から変遷したものです。/東京国立博物館1089ブログ:「正月儀礼のルーツは宮廷儀礼!!」より。
今後別のブログにて記事を書く予定ですが、当店の位置する能登半島の田鶴浜では、2月に入るとお正月飾りとご赦免(ごしゃめん)を飾り付けた竹を燃やす「左義長(さぎちょう*3」が行われ、そこでお正月飾りを燃やす習わしがあります。
*3田鶴浜の左義長:七尾市無形民俗文化財
年末年始は日本の文化や歴史、行事の由来、その地域ならでは習わし等を感じることができる機会にもなります。
当店も一人でも多くの方に、食文化、能登文化等について少しでも触れて頂けるような情報を継続して発信していきたいと思います。