2023/07/21 18:15

和食の歴史について、時代ごとにどういう変遷をたどって今があるのか、6回にわたりブログにしてきました。今回のブログでついに現代にも身近な近現代の和食について触れます。
和の食の全史:永山久夫書を参考としております。

 

1.西洋料理の導入

 

明治時代に入り、西洋文化をあらゆる面で吸収するようになり食の分野も同様です。禁止されていた牛肉をはじめとする獣肉食が解禁されました。また、お酒も日本酒が主流でしたが、ビールも伝来されました。

 

2.和洋折衷の始まり

 

大正時代の関東大震災により、東京のインフラ整備が始まり近代都市化が進みました。震災の影響などもあり、不燃建設を目指す動きが生まれ、鉄筋コンクリート造りの共同住宅やサラリーマン向けの洋風な文化住宅が建設されました。また昭和に入ると個人専用の箱膳が廃れ、ちゃぶ台が用いられることになりました。

 

家族で丸いちゃぶ台を囲み()、座って食事()する文化が生まれ、
サラリーマンも増えたことで、夕方には時間通りに帰宅する人が増え、ちゃぶ台を一家で囲むことも増えました。

 

また、サラリーマンが増えることで弁当の文化も発達しました。

 

現在では、ちゃぶ台も少なくなり、ダイニングテーブルが増え、すっかり西洋文化が強くなってきました。経済もブロック経済化が進む中では日本特有の食が共有面では大事になります。夏の食卓で、日本のお酒・日本酒を冷酒にして日本の味を楽しみませんか。料理屋が選んだ能登の地酒をご自宅にお届けします。