2023/09/29 17:24

和食の文化について前回は和食と魚についてブログを書きました。今日は家庭料理という観点から和食についてブログを書きたいと思います。
参考書籍:知っておきたい和食の文化 佐藤洋一郎編

1.高度経済成長期の始まりと家庭料理

 

都会に独身男女が集まるようになり、大家族が衰退したことで、家庭料理の技術の伝承が失われてきたと言われます。母から娘という伝承に代わり、テレビによる料理番組が放送され、新しい食文化に突入し、さらに現在はアプリで自分が食べたいもの、普段手にするものを買うようにもなりました。

 

また、国際化も始まりアメリカ型の消費社会に突入し、大型冷凍冷蔵庫の普及もあり生鮮品が主流になることで乾物、漬物、佃煮、発酵食品等の保存食が家庭において影が薄くなるようにもなりました。
台所事態もシステムキッチンが普及し、インテリアに変身したことで家庭内の料理の上達を妨げるようにもなりました。

2.食の外部化


いつでもどこでも食べ物が手に入り、食は均一化され地域や家庭の食事文化が無くなるようにもなりました。いつでも満腹感に浸ることができ、食の感動が失われるようにもなりました。

伝統的な準菜食型から肉類と油脂中心型へと移行した時代であり、主食と副食が逆転し、おかず食いになりご飯は添え物化し、家庭料理が陥落化され、食の外部化に移行した時代でもあります。

それぞれの家庭に伝わってきた母の味、父の味であった和食が継承されにくくなりつつあります。ブログを書きながら日本のアイデンティティの一つにこれからも和食が残るよう、地域の味を継承続けることができるようにも商品開発、その後のプロモーションなどを行いたいと思いました。


※煮物の餡かけ